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2026/05/14

【コラム】やはり病気か!?シニアになったペットが甘えてきた時のメッセージとは?

最近、高齢の愛犬がぴったりくっついてきたり、以前よりも甘えてくるようになったと感じることはありませんか?

年齢を重ねてからのこうした密着行動に、「なにか不安を感じているのでは?」「体調が悪いのでは?」と心配になる飼い主さんも多いようです。

今回は、シニア犬の甘え行動の理由や注意点などについて、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に伺いました。

シニア犬が甘えるように見える理由とは?

シニア犬が甘えてくるのは大丈夫?気をつけたいサインと見極め方を解説

高齢になると、犬の性格や行動にも変化が見られるようになります。そのひとつが「飼い主さんに対する密着や依存が強くなること」です。

これまでクールだった犬でも、年齢とともに穏やかさや甘えが表に出ることがあるため、「急に甘えてきた」と感じる場面が増えることがあります。

また、体力の低下や感覚の衰えから、安心できる場所や人を求める傾向が強まることもあります。このような行動は自然な老化の一環である場合も多く、必ずしも「性格が変わった」わけではないと考えられています。

甘えと不安・不調のサインの違いを知る

あび ミニチュア・シュナウザー いつもべったり甘えんぼ

高齢犬の甘えは、心身の変化によるものがほとんどですが、なかには体調不良や認知機能の変化が影響していることもあります。

たとえば、以下のような行動が見られる場合は、体や心に不調を抱えているサインかもしれません。

① これまでと違うタイミングでべったりくっついてくる

② 急に鳴いて呼ぶ回数が増えた

③ 飼い主さんが見えなくなると極度に不安がる

④ 夜間に落ち着かず歩き回る

⑤ 食欲や元気が低下している

⑥ 抱っこをせがむが、触ると嫌がるそぶりを見せる

これらの様子が続くようであれば、老化だけでなく病気やストレス、認知症の初期症状などが関係している場合もあるため、動物病院で相談してみると安心です。

シニア犬の変化は加齢によるものと見過ごされがちですが、「いつもと違う」甘え方を見せたときには、一度立ち止まって愛犬の体調や行動を観察してみてください。早期発見につながることがあります。

寄り添ってくるときの対応のコツ

シニア犬が甘えてくるのは大丈夫?気をつけたいサインと見極め方を解説

高齢の愛犬がそっと寄り添ってきたときには、その気持ちを受け止めてそっと優しく触れてあげることが大切です。無理に構いすぎたりせず、犬が求める距離感を尊重しながら接することが、安心感につながります。

また、足腰が弱っている犬には、段差を避けたり柔らかい寝床を用意したりと、身体的な負担を減らす環境づくりも大切です。甘え行動が見られるからこそ、日々のケアを丁寧に行いましょう。

高齢犬との時間を大切にするために

おはぎ 柴 へそ天して甘える柴

愛犬の高齢期は、愛犬にとっても飼い主さんにとっても、これまで以上に絆が深まる大切な時期でしょう。甘えや密着行動が増えるのは、飼い主さんを信頼しきっている証でもあります。だからこそ、その気持ちに寄り添いながら、毎日の時間を穏やかに過ごしていきたいですね。

不安なときには無理に判断せず、獣医師に相談することで安心につながります。愛犬の“今”を受け入れ、優しく見守る姿勢が、何よりも大切でしょう。